トリblog

鶏肉の専門店で働いている私が鶏肉についての知識、経験などを書いて行こうと思います。

希少部位(レバー、白レバー)

みなさんレバーはお好きでしょうか??

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レバーは好き嫌い別れる部位ですよね。

レバーについて簡単に説明していきます。

 

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レバーは肝臓の部分レバーや肝(きも)と呼ばれています。

レバーはとても栄養価が高いことも知られています。

レバーは必須アミノ酸をバランスよく含んでいて栄養の宝庫と呼ばれている食材になります。ビタミンA、ビタミンB群、鉄分、葉酸等を多く含む。なかでも、葉酸、鉄分は造血を助ける働きがあり、貧血防止や妊婦など、多量の鉄分摂取が必要な人には理想的な食べ物であるといわれている(妊婦のビタミンAの過剰摂取は催奇形性がある為、摂取は慎重に行う必要があります)。また、レバーには、ビタミンB6の一種であるピリドキサミンが、他の部位や他の食品に比べて多く含まれています。

 

レバーには赤レバーと白レバーと言われているものがあります。

完全に人の目で決めているので定義とかはないのですが。

白レバーには多くの脂肪が含まれており、鶏のフォアグラと呼ばれています。

赤レバーは食べれないけど白レバーは食べれるという人もいるので赤レバーを食べれない人は一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

市場では白レバーとは出回っておらず、脂肪肝やB肝、黄肝(きぎも)などという名前で出回っていることが多いです。

市場            スーパー、焼き鳥屋、専門店消費者

        脂肪肝やB肝、黄肝(きぎも)       白レバー

ってな感じです。

白レバーは希少価値が高いものであまり取れないですが、すごい寒い日が続いたり、暑い日が続いたりすると白レバーが取れる率も上がるので出回ることも多いかと思います。

すばらしい食材のレバーですがしっかりと火を通して食べるようにしてください。

食中毒になりますので。

 

ビタミンAの中毒症状   

ビタミンAの過剰摂取による中毒症状には、急性のものと慢性のものがあります。

急性の場合は腹痛や嘔吐、めまいなどが起こった後、全身の皮膚が薄くはがれ落ちます。これらは、レバーなどのビタミンAを多く含む食材を一気に大量に摂取した場合に見られる症状です。

慢性の場合は、全身の関節や骨の痛み、皮膚の乾燥、脱毛、食欲不振、脳圧亢進(こうしん)による頭痛などの症状が見られます。

 

プリン体による痛風

レバーを含む、内臓系の部位の肉には、痛風の原因となるプリン体が多く含まれていますプリン体はどの動植物でも体内に持っているもので、プリン体そのものが痛風の原因になるわけではありません。プリン体が体内に吸収・分解され、その老廃物が尿酸となり、尿や便で体外に上手く排出されなかった場合、蓄積された尿酸が関節などに溜まり、結晶となって突き刺さるのが、痛風で痛みを感じるメカニズムです。

プリン体を尿酸に分解する機能を担っている器官は肝臓です。現在痛風を発症していない健康な人は、そこまで意識する必要はありませんが、現在痛風を発症している人や、尿酸値の高い人はレバーを食べることをなるべく避けた方がよいでしょう。
 
一日100g程度なら問題はありませんが毎日食べる人や子供、妊娠されている方は量を減らして食べるようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。